白石サイクリングロード~エルフィンロード途中まで

2011年02月13日 16:29

嫁の実家は道東にあり、すっかりじいさんになった父が1人で暮らしています。
コッチに出てきてしばらくは、10年間に3回くらいしか帰省していなかったのですが、数年前に母がなくなってからは、何とか都合をつけて月に1回週末を利用して1人で帰り、掃除をしたりご飯を作ったりなどなどしています。
移動にはいつもJRを利用しています。
フルタイム勤務で残業休出アリアリの仕事をしているので、人には大変でしょうといわれますが、乗り物好きの私にとって、実は結構楽しく良い気分転換になるイベントでもあります。

晴れには晴れの、雨には雨の良さがあり、ひと月ごとに季節の移り変わっていく車窓を堪能しているうち、ある看板が目に留まりました。
T101017_0.jpg
「エルフィンロード」と読めます。
何だろなーと思ってよく見てみると、どうやら線路と並ぶように結構な距離の遊歩道のようなものがある模様。
そして自転車や徒歩でそこを通っている人をわりと頻繁に見かけるのです。
いっぺん通ってみたいな、でもこんなところまでわざわざ汽車で来るのもちょっとなー、ぐらいに考えていました。

それから時間が経って、縁があって自転車を買って乗り始めたある日のこと。
うちでお世話になっている自転車屋さんのサイトを見ていた時、おすすめサイクリングコースというページでこの名前を見つけます。
どうやら市内から東南方面に伸びる、白石サイクリングロードというものがあり、それをずーっと走っていくとこのエルフィンロードにつながって、なんと北広島市まで行けてしまうとのこと。
そんな道があったんだ! てか、あれがそうだったんだ! いつか行ってみたいなぁ......。

その「いつか」が、ついにやってきたのです。

2010年10月17日(日)
定山渓を制覇して調子に乗った私たちが次に目をつけたのは、白石サイクリングロード~エルフィンロードです。
ぐぐるのマップとストリートビュー、やほうのルートラボを駆使してルートの下調べは十分。
若干行った道を戻ることにはなるのですが、とりあえずはこの、白石サイクリングロードの端から走ってみようということになり、始点に当たるコンベンションセンターの端っこまでやってきました。
T101017_01.jpg
なんなんだろうこのコンベンションセンターって、何に使うんだ? とかいう話は今日は置いておいて、サクサク進みましょう。

実はこの日、天気予報があまり良くなく、午後は雨になると言われていました。
だけど、朝起きてみたら案外いい天気で、やっぱり出かけてみよう、となったのです。
もし途中で天気が崩れそうだったら、やめて引き返そう、という約束で。

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私たちはいつも豊平川の河川敷にある自転車道路を走っていますが、それに比べるとこの白石サイクリングロードというものはものスゴーク環境整備が整ったところでした。
まず路面に、こんなカンジでセンターラインや中央分離帯が表示され、進行方向が明示されていてわかりやすい。
T101023_21.jpg
そしてこれが軽く驚きだったのですが、市内で一般道と交差する部分の殆どが、こんなカンジのアンダーパスに作られているんです。
なので、常に多少のアップダウンがあるのですが、信号や車を気にして走ることを思えば殆どノーストレスですよ。
まあ、歩行者もたくさん通りますし合流地点もあちこちにあるので、ビュンビュンすっ飛ばすわけには行きませんが、かなり快調に走れることは間違いありません。
この日も錆び錆びのママチャリからマジ走りのロードまで、いろんなレベルの自転車乗りをたくさんたくさん見ました。
近隣の方たちの生活道路になっているようで、花壇やベンチもあちこちに整備され、両脇に並ぶ街路樹がまたとてもよい雰囲気。
イヤー、ここの沿線に引っ越しちゃおうかな~、なんてね。

T101017_03.jpg
快調に飛ばしてきたら、少し上り勾配がきつくなり、前方に白い橋が見えてきました。
この橋の下には川ではなく、環状通が走っています。
自転車と歩行者専用の橋なのに、こんな立派なものを作っちゃうなんて、これを作った頃はさぞかしお金がいっぱいあったんでしょうね。

T101017_04.jpg
さらに進むと、今度はちょっと派手な橋が見えてきました。
虹の橋、という名らしく、下には厚別川が流れていて、渡りきった向こうには北星学園大学があります。
川自体はそれほど大きなものではないのですが、谷になっているこのあたりを大きくまたぐように掛けてあるので、結構大掛かりな橋になっています。
自転車と歩行者専用の橋なのに、これを作った頃は......以下略。

もう少し進むと、地下鉄駅に直結する大谷地のバスターミナルの横に出ました。
この辺りは駐輪場もたくさんあるし、すぐ隣に少し前まで東急ストアだった東光ストアのちょっと大きめな複合店舗があるので、ここで休憩にします。
トイレを借りてから、ラーメンをいただきました

休憩が終わって外に出てきたら、天気は悪くなかったのですが、なんとなくあたりの雰囲気が違います。
パタッと、自転車道を行く人の数が減ってしまったのです。
特に、さっきまであんなにいたマジ走りのロードが全くいなくなっちゃいました。
なんでだろう? ああ、ちょうどお昼時だからみんなご飯食べてるんだ、なんてのんきなことを考えていました、この時は。

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快調に進むと、自転車のアスレチックコースのようなものもある厚別南公園の横に、手作り感あふれる案内図がありました。
ここで信号を渡り、小学校と中学校の間にある銀杏並木を抜けると、ステキな森がありました。
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厚別南緑地、というらしいです。アホでっかい写真もご用意しました。
森の入り口にはトイレと水場、駐輪場もあります。
ああ、ここステキ、別の季節も見てみたい、年に何度も通りたいです毎週でもいいです。

そのまま森の中を道なりに進むと、森が途切れたところでパッと視界が開け、自転車道は国道を渡るシンプルな陸橋になりました。
左手を見ると、パチンコ店やスーパー銭湯、コンビニもある何だか見たことのある景色......ああこれ、いつもJRの中から見ている景色じゃない?!
T101017_07.jpg
少し進むとこんなものがありました。
ここまでは札幌市ですが、ここから先は北広島市になり、道の名前もエルフィンロード、と変わるのです。
遂にここまでやってきました!
......ですが心配なことが一つ、この空の色です。
どうやらホントにひと雨来そう、このまま進んだらきっと当たってしまう。
今引き返せば、殆ど濡れずに家まで帰れるかもしれないし、今日は雨用の装備は特にしていないのです。
でももうすぐそこには、目の前にはエルフィンロードがある。
憧れだったエルフィンロード、どうしようどうしようどうする? ......誘惑に勝てませんでした、ははは。

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JRからエルフィンロードが見えたということは、すなわちエルフィンからも線路が見えるということです。
このあたりから北広島の駅までは、ほぼずーっと線路と並行して走ることになるので、しょっちゅうすぐ近くを汽車が通ります。

自転車道路としてのエルフィンロードは、結構力を入れて作られているようで、路面の状態がとてもいいのはもちろんですが、あちらこちらにトイレやベンチにAEDの案内表示、見学スポットのようなものも作られていました。
T101017_09.jpg
これは、学習の森の前にあった案内ボードです。
あちらこちらにこれがあるので、とてもわかりやすいです。
勾配もとても緩やかだし、あたりは緑がいっぱいで、ただ走っているだけでもとにかく楽しくて気分は最高~。
ですが、それにまさに水を差すように空はだんだん重たくなってきて、とうとうぽつり、ぽつり、と落ちてきました。
やっぱり天気予報は当たっちゃいました。
わー、ちょっと待って、もう少し走れば自転車の駅という建物があるはずなので、何とかそこにたどり着くまで本降りにはならないでお願い!
焦らず慌てずと念じながら2人でペースを上げ、なんとかたどり着きました。
T101017_10.jpg
自転車の駅です。この時点で13時45分頃でした。
道の駅みたいなところかなと思ったら、そこにあるのはレンタサイクルとトイレと多少の掲示、そして水飲み場とベンチが少し、だけ。
離れたところに東屋やベンチがいくつかと、近くには駐車場もあります。
ちょうどこのとき一緒に雨宿りをしていた人が、私たちの他にも2~3組いました。
小降りになった瞬間に飛び出した人もいますし、誰かに迎えを頼んだのか携帯で話をしていたかと思ったらざざ降りの中出て行った人もいます。
自転車の駅の建物内は自転車を持ち込んではいけないと書かれていますが、建物のひさし部分くらいしか雨風を防いで自転車を置けるような場所はありません。
それに駅舎の中もベンチが一つくらいで、ここでいつ止むともわからない雨の上がるのを知らん人と一緒に待つのは何だか気が詰まりそう......なので、多少濡れるのは承知のうえで、東屋の方に移動してしまいました。

この時、私たちが持っていたのは、敷物代わりのバスタオルが2枚とゴミ片付け用に持ち歩いているスーパー袋数枚、サーモマグに温かいコーヒー少しとペットボトルのお茶と水、お菓子とチョコレートが少し。
北広島に着いたらどこかで買うか、お店に入って食べるつもりだったので、食べる物は少ししかないのです。
袋を使って自転車の要所を保護し、タオルに包まりながら風向きを見て、雨に当たらないように移動しながら休憩です。
定山渓のときに買ったヤッケは、洗濯は済んでいたけれどまだ防水スプレーをかけていなかったので、持ってきていませんでした。
それ以外でも、もう1枚羽織るものを持ってきていればよかったのに、こんなときに限って持ってきていなかったのは失敗です。
定山渓のときに温かいコーヒーが美味しかったので、今回も用意はしてありちびちび飲んで温まってはいましたが、今回のように途中での補給が難しいところに行くときは、もっと積極的に体を温めるものの用意が必要かもしれません。
今回は途中でのんびりお茶している時間はないだろうと、湯沸しセット一式は置いてきたのですが、もちろんこれがあれば暖かかったとは思います。
もっとも、自転車の駅の東屋で火を使えたとは思いませんが、季節と行き先次第では多少荷物になっても必携かもしれません。
それ以外の手段としては、たとえばお酒とか。
もちろんそんなに大量には必要ないので、何か手頃なお酒を気付け代わりに少量持ち歩けるような手段を、何か考えたらいいかもです。
あとは、食べ物ですね。
余ったら持って帰ってもいいので、小さくてもガツンと効くスニッカーズのようなお菓子とかチョコレートとかを、今度から自転車の時には持ち歩くことにしましょう。

このあたりは携帯の電波はあるので、時々繋いで天気予報をチェックします。
そんなにしょっちゅう変わるものではないですけど、これからの進行方向に当たるエリアの、一般の人から投稿された実況を見れば、まだ降っているのか止む傾向にあるのかの見通しは立てられます。
それに、外に出てきたので当然雨脚の変化や雲の流れはすぐわかります。

私たちが雨宿りしている間も、自転車道路を通る人は、実はゼロではなかったんです。
合羽を着ている人もいるし、そうでもない人もいます。
ずぶ濡れで通ったカップルと思しき2人連れもいたけど、これがきっかけで別れ話なんぞにならなきゃいいがな、と自分のことはさておき要らん心配したりして。
レジャーで来ているように見える人だけでなく、クラブ帰りのような学生や、散歩に出た帰りと思しき傘を差した徒歩のおじいさんのようなジモティーまで、ぽつりぽつりと通るんです。
10kmちょっと濡れて通ることなんて、どうってこと、ないのかもしれません。

冷える体を、コーヒーを飲んだりお菓子を食べたり、ジャンプしたり屈伸したりで騙しながら待つこと1時間ちょいで、明らかに雨脚が弱まってきました。
実はこれも天気予報どおり、よし、今出発すればもうそんなに濡れることもないし、多分日が落ちきる前に家につくことが出来るでしょう。
自転車の要所を拭いて荷物をまとめ、最後にトイレを借りて身軽になって、出発です。

T101017_11.jpg
紅葉の写真を撮るときは雨上がりの曇りの日がいい、と聞いたことがありますが、確かに雨に当たった木々の葉は、一層その色を濃くしています。
なかなかキレイで、これはまたこれでよい眺め。
ですが、ウエットな路面から跳ね上げる水と多少の泥と落ち葉が、ドロヨケのないSEEKに乗る旦那のお尻を直撃し、旦那のライフは見る見る減っていきます。
サドルに袋をかぶせてあるのはそのためで、多少なりともお尻への直撃を何とか回避しようと試行錯誤した結果です。
T101017_12.jpg
あたりはなかなかステキな眺めが広がっていますけど、日没も迫っているのでのんびり楽しんでもいられません。
でも大丈夫、ここまで来れることがわかったので、次はちゃんとゴールの北広島駅まで行けるでしょう、行きましょう。

全く学習能力のない私たちですが、今日もいろんなことがわかりました。
行き先次第では軽くサバイバル的な要素も考えた装備も必要だということ、SEEKにはやはり何らかのドロヨケを考えたほうが良さそうだということ、天気予報は当たるから朝の天気がいくら良くても調子に乗るなということ。
そして、ロード走りの人が消えたら遅かれ早かれ雨が降る、ということ。
......はい。近々またリベンジがあります。
乞うご期待。

2010.10.17(日)
走行時間:3時間16分
走行距離:41.1km
平均時速:12.5km/h
最高時速:26.4km/h
積算距離:526.6km
おー、2人で走った積算距離が500kmを超えました!

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